りんどう祭 住空間デザイン学科作品展 ~Town編~
2016/11/28
10月15日、16日に開催された「りんどう祭」。
住空間デザイン学科2年生は、基礎ゼミで『りんどう祭演出課題』に取組み、実験実習館インテリア実習室を使っての、学科の学生の建築・インテリア分野の作品展示空間をデザインしました。
展示会場の立地が2階であるにもかかわらず、2日間で644人もの来場者にお越しいただきました展示の様子を計画担当学生チームのメンバーがレポートいたします。
住空間デザイン学科 基礎ゼミ担当教員 磯谷・神村・橘田・三戸
デザイン発案から計画担当班チーム作業
住空間デザイン学科 2年 按田萌乃可
今回、学科作品展の会場のテーマは『TOWN』でした。これは私たちの学科の特徴である住宅等の模型作品を集めて家々に見立てることでTOWN=町のように見せる構想です。当初1人で考え始めた案が仲間を増やしながらコンペを勝ち抜き選ばれました。これを16人の計画担当班で検討し、最後に2年全員の力をあわせて制作し実現しました。
レイアウト計画では緩やかにカーブする道路に見立てた曲線通路沿いに様々な作品模型の街並が続きます。道路が行き着く先に椅子を丸く配置し、人口芝を敷く事で公園の緑のくつろぎを表現しました。さらに本当の町らしく見せるように信号や標識、道路の白線等の街の装置を、配置や作り方を検討し、展示棟のエントランスや窓面からも入場を誘う演出も考え、準備期間中に2年生全員で分担して短期間に作り上げられるよう作業計画を練りました。
夏休み明けからりんどう祭当日までの期間が短い中、演出計画を決めるためにバタバタしましたが、班のメンバーと毎日昼休みに集まり、たくさんの意見を交換することで当初の案よりもより良い空間になっていく事を実感することが出来ました。
2年生全員での制作から展示会場完成の様子
住空間デザイン学科 2年 竹澤 里沙
計画担当班が練った作業計画を元に、2年全体の力を結集して実際の空間に仕上げました。
「TOWN」というコンセプトに沿ってそれぞれの班で分担し、装置類を作っていきます。壁や入口にディスプレイする人や家・木々、天井に吊り下げる標識や雲・鳥などより楽しく街らしく見せるために作らなければならないパーツが多くあり、遅くまで大学に残り制作したことが今では良い思い出です。公園に見立てたところに丸く芝生を敷き、道路になるように白線や信号を作りました。入口にある垂れ幕やポスターは「TOWN」というコンセプトが伝わるようにデザインをグラフィック担当が考え、窓面や階段には遠くからでも見えるよう工夫を凝らしたサインを制作しました。
りんどう祭両日で合計644名もの方が見に来てくださり、とても嬉しかったです。2年生全員で協力して何かを作り上げるということは本当に達成感がありました。計画班メンバーとして最初から最後まで関わることができてとても良い経験になりました。ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。