平成25年度 1年教育実習終了
2013/07/16
保育科の1年生全員は、5月13日(月)から7月5日(金)の7週間に渡る教育実習を終え、全員が大学に戻ってきました。昨年度までは「駒沢女子短期大学付属こまざわ幼稚園」のみで実習を行っていましたが、本年度より、近隣の「多摩みゆき幼稚園」、「矢の口幼稚園」、「梨花幼稚園」、「はなぶさ幼稚園」の4園の園長先生のご協力を得て実習が行われました。将来保育者を目指す139名の学生にとって、最初の本格的な実習となり、一日の保育の流れや保育者の仕事、そして保育の仕方を学び、保育現場の仕事の大変さを身をもって体験しました。そして、子どもたちの笑顔に支えられ、実習を無事終えることができました。学生一人ひとりが、改めて将来の保育者への思いを再確認する実習となりました。7週間に渡り実習を引き受けてくださいました各幼稚園の園長先生をはじめ、諸先生方のご指導に対して心より感謝申し上げます。
実習園 | 駒沢女子短期大学付属こまざわ幼稚園 | 石田 良治 園長 | 稲城市向陽台3-3 |
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多摩みゆき幼稚園 | 関岡 俊二 園長 | 多摩市連光寺2-24-6 | |
矢の口幼稚園 | 角田 亨 園長 | 稲城市矢野口1753 | |
梨花幼稚園 | 川﨑 美寿 園長 | 稲城市押立392 | |
はなぶさ幼稚園 | 山根 志津江園長 | 稲城市平尾2-9-11 | |
実習期間 | 5月13日(月)から7月5日(金) の7週間 |
「駒沢女子短期大学付属こまざわ幼稚園」での実習風景
学生の感想
- この度の教育実習で、保育者と子どもたちとの関わり方を間近で見学させていただきました。私は年少さんのクラスで実習させていただいたので、たくさん手助けをしたり、声掛けをしようという気持ちでいました。しかし、年少さんは自立性を身につけさせていくために、できるだけ自分でやれるように、先生は促していらっしゃいました。少しだけヒントをあげたり、「先生とどっちが早くボタンをとめられるかな?」などと声をかけたり、子どもがわからないうちに援助をし、子どもに「自分でできた」という気持ちを味わえるように、「見守ったり」、「子どもを待つ」という援助をされていました。子どもの表情や、周りの状況を見て援助をし、常に笑顔で子どもたちを守るという強い気持ちや、保育者としての覚悟を持つことが大事だと感じました。また、子どもたちを保育したり、保護者の方々や、多くの方々と関わっていく上で、自分自身の礼儀作法の未熟さを痛感させられました。これからしっかりと礼儀作法と品格を身につけていきたいと思いました。今回実習させていただいて、保育者になりたいという気持ちが、さらに強くなりました。ご指導ありがとうございました。
(東崎 圭純)
「多摩みゆき幼稚園」での実習風景
学生の感想
- 5日間の実習はあっという間でした。実習が終了して帰宅する時に、「とても楽しい実習だった。早く保育者になって、もっともっと子どもたちと接していたい。」と思いました。毎日同じような幼稚園の毎日でも、その日によって子どもの反応が異なったり、接し方が違っていたり、とても新鮮で、驚くことばかりでした。しかし、子どもと接していく中で、この子はどうしてこのような行動をとるのかな、私に何を求めているのかな、と子どもの気持ちを理解することの難しさや、ボタンを自分でとめられない子どもや、排泄を一人でできない子どもに対して、できるだけ援助をしないで、子どもにやらせるためには、どのように声掛けをするのかなど、多くのことに悩みました。それらのことに対して、この実習で、現場の先生方の具体的な指導の仕方を学ばせていただきました。毎日、本当に勉強になる事ばかりでした。今回の実習で、より一層保育者になりたいという思いが強くなりました。ご指導くださいまして、本当にありがとうございました。
(栗原 史歩)
「矢の口幼稚園」での実習風景
学生の感想
- 今回の実習を通して、三歳児の成長、発達段階を学習することができました。三歳児は、クラスの中でも体格、言葉、行動の発達に大きな差があり、ひとり一人に合う適切な補助、援助が必要でした。自由遊びや課題活動の時の担任教諭の言葉掛けの仕方、行動も数多くの場面で見学させていただき、多くのことを学ばせて頂きました。実習日誌も一日目は要領がつかめず、完成するのに夜中まで時間がかかってしまいました。しかし、日を追うごとに時間の短縮ができるようになりました。5日間という短い期間でしたが、毎日が新鮮で、とても充実した実習でした。実習をさせていただき、本当にありがとうございました。
(森田 弥生)
「梨花幼稚園」での実習風景
学生の感想
- 5日間の実習で、実際に子どもと関わり、先生方の動き、言葉掛けなど、保育の現場で学ばせて頂いたことは、本当にたくさんあります。まず、学校で知識をどんなに得たとしても、現場では通用しないこともあると感じました。幼稚園にはさまざまな子どもがいて、年齢の差、月齢の差により、個人差があり、同じ指導ができないことなど、たくさん子どもたちから学ばせて頂きました。また、今回の実習で一番すごいと感じたのは、先生が声をかけ、呼びかけると、子どもたちが注目し、ピアノを弾けば、歌い、手遊びを始めるというように、先生と子どもたちとの結びつきがとても強く、信頼関係の大切さを学ばせて頂きました。実に多くのことを学ばせて頂き、それらを忘れずに、これからさらに学びを深め、次の実習に生かしていきたいと思いました。実習期間中、ご指導ありがとうございました。
(笠原 侑紗)
「はなぶさ幼稚園」での実習風景
学生の感想
- とても有意義な実習をさせていただきました。何も知らない私を受け入れていただいた「はなぶさ幼稚園」の先生方には、心より感謝しています。最初は不安でいっぱいでしたが、最終日にはお別れがつらく、号泣してしまうほどでした。座学だけでは学べない多くのことを学ばせて頂きました。ゲームのルール、手遊びの仕方、絵本の読み方など丁寧に教えてくださいました。この実習を通じて、保育について、今後さらに一生懸命学ぶ決意を新たにしました。ご指導ありがとうございました。
(小澤 紗奈)