004: テレビスタジオの見学会を行いました
2013/06/26
2年生のインテリアデザインの授業でテレビ東京のスタジオ見学を行いました。
この授業で学生は、「人物をイメージして舞台空間をつくる」という課題に取り組んでいます。実際のテレビスタジオを見学することで舞台空間の考え方や仕組みを学び、課題の要点をより具体的かつ立体的に理解します。
アートディレクター宇野氏より詳しい説明をうかがいながら、生放送直前のスタジオセット、美術倉庫、より広いスタジオを順番に見学しました。スタジオセットではスタッフの方がマイクテストなどを行っており、生放送直前の緊張感に学生も気が引き締まります。また、美術倉庫の沢山のパネルなども見学し、スタジオセットのデザインや組み立て方などを教えていただきました。
普段はテレビ画面を通して見ているスタジオセットを実際に見学する貴重な体験からより多くのことを学ぼうと、説明を聞く学生の表情は真剣そのものでした。
学生の見学レポートより
- 課題で制作している舞台天井の高さを具体的に想像しづらかったので、大きなスタジオを生で見ることが出来て良かったです。ひとつのスタジオの中で、セットを1回ずつバラしてはまた組み立てることの繰り返しにより、色々な番組がつくられていることを知りました。
今回はアートディレクターの方に話をうかがうことができ、とても刺激的でした。夜が遅く朝が早い生活はとても大変そうだと思いましたが、仕事の楽しさを私たちに話す姿はとてもかっこ良くキラキラしていました。私も自分の仕事を誇りに思い、色々なものや思いを作り出していく仕事をしたいと思います。(2年 R.S) - いつもテレビの前で画面越しに見ている風景が目の前にあり、新鮮な気持ちになりました。スタジオセットはただコンセプトに合わせて作るのではなく、コストや視聴者への見え方などを考えて作られていることを知りました。また、組み立てる人たちのことも考え、折りたたみや分解ができるように工夫がされていて感動しました。普段は私たちになじみの薄い尺貫法という寸法が使われていて、その環境にあったやり方が沢山あると知りました。これから自分が課題をデザインする時の考え方や伝え方が変わった気がします。(2年 M.K)