住空間デザイン学科作品展 〜 Space 編 〜
2015/11/11
2015年10月17・18日に行われたりんどう祭にて、住空間デザイン学科2年生がインテリア実習室の展示空間を企画・設営しました。この空間は必修科目の『基礎ゼミIV』の課題として全員がデザインを考え、クラスで投票を行って1案を選ぶものですが、今年は宇宙空間をテーマにした三戸ゼミの柳澤沙樹さんの”Space”案に加え、同様のテーマだった橘田ゼミの川越さとりさんの案の組み合わせより良いものにしよう、と計画がスタートしました。
”Space”という言葉には、学科名の「空間」と「宇宙」という意味の両方があることと、昨年とは対照的に幻想的でクールな空間を作りたいというのが発想の原点です。暗い空間で作品を印象的にみせるには照明はどうするか、どんな材料にしたらよいか、など2つのゼミから選ばれた6名の代表メンバーが、お昼休みに集まってはアイディアを出し合い、実験を繰り返しました。また仕事分担や材料の準備なども学生で相談して運営し、準備日の限られた時間にもかかわらず、思い描いていた空間を設営することができました。
りんどう祭当日は好天にも恵まれ、両日合わせて599人ものお客様にお越しいただけました。受付担当をしてくれた1年生にも、目に見える形として来年に向けたバトンをつなげたことでしょう。
代表メンバー (三戸ゼミ) 柳澤沙樹 川井咲恵子 高橋怜奈
(橘田ゼミ) 川越さとり 小川瑛美 金子絵理
学生コメント
- 住空間デザイン学科2年 柳澤沙樹
今年のりんどう祭2F展示空間は、宇宙空間というコンセプトでクールに幻想的に、またメインの展示模型が目立つように装飾を考えました。
中心となったメンバー6人でほぼ毎日昼休みに集まり、実験したりアイディアを出し合ったりしました。良いアイディアでも実際にやってみると上手くいかないことも多々あり、試行錯誤しました。
グループのみんなはもちろん、先生方もより良いものをつくろうと全力で取り組んでくださったので素敵な宇宙空間ができたと思います。私自身今回、普段経験できないことを沢山経験させていただきました。ありがとうございました。
- 住空間デザイン学科2年 川越さとり
今回私は、りんどう祭2F展示空間作りに携わることができ、2つのことを強く学びました。ひとつ目は、空間作りには、少しの妥協と、これだけは絶対貫く、というもののさじ加減が大切だということ、もう一つは、自分たちの理想通りの空間をどうつくっていくかを全員に理解してもらうために、「伝える」ということの難しさです。
みんなを引っ張る役割を担った6人で毎日お昼の時間に集まり、意見を出し合い、実際に作り、買い出しに行き、試行錯誤を繰り返しました。だからこそ理想以上の空間に作り上げることができたと感動したことはもちろん、私は学科みんなが笑顔で制作に携わってくれて、同じ温度で感動してくれたことが嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。今回の経験を通じて私は、今後に活かせる多くのことを身につけることができたと思います。