住空間デザイン作品展の空間演出を行いました【建築・インテリア編】
2019/12/13
2年生の住空間デザインの基礎I・IIで、学科・学類の実習作品を展示する会場の空間演出を行いました。前期授業で提出された個人提案の中から選ばれた2部屋の企画案を元に、担当メンバーが夏休みの間に素材や作り方などを検討しました。そして後期授業で、全員の協力によって実際に2つの展示空間を作り上げました。当初の公開予定であった10月のりんどう祭は台風のため残念ながら中止となりましたが、その後2週間ほどの期間を学生や教職員の方々に公開し、ご覧いただくことができました。
建築・インテリア作品の展示空間デザイン班リーダー、立川 実柚(たちかわ みゆ)さんに伺いました。
Q: 展示デザインのコンセプトとその意図を教えてください。
A: コンセプトは「In The Woods」です。木材資源など住空間デザインと深い関わりを持つ森林ですが、森のような空間の中で作品を展示する空間を作り出そうと考えました。また、展示作品を見ながら一息つけるような空間を目指しました。メンバーの考えを取り入れ、森に生きる動物やキノコなども配置し、リアルながらも遊び心のある空間に仕上げました。
Q. 計画や制作にあたって工夫した点や苦労した点は何でしょうか?
A. 私たちのデザインは強度の面で不安な要素が多く残る提案でした。特に樹木の形を完成させた後、その状態を数日間保つにはどのような補強をするべきかで試行錯誤しました。テープや結束バンド、麻紐などを組み合わせることで、展示期間を通して形を維持させることができました。
Q. 共同作業を通して完成した空間を見た感想は?
A. 台風の影響で残念ながらりんどう祭は中止となってしまいましたが、学内公開という形で展示を見ていただくことができました。実際に制作をしながら初めてわかることが多く、最初の計画と比べて変更した点がたくさんありました。でもそうした変更に対しても、担当した学生全員が臨機応変に対応してくれたことが有難かったです。
Q. 今後に向けての抱負を聞かせて下さい。
A. 素材の使い方やそのアレンジの方法などを今回学ぶことが出来ました。今後の制作においても様々な素材を知っておくことで、ひとつの方法に捉われないような考えができるようになりたいです。