Branding of 霞ヶ浦
佳作:依田 汐音
担当教員:佐藤 勉
日本で二番目に大きな湖ながら知名度の低い、茨城県の霞ケ浦を、若い層をターゲットにブランド化する。湖畔にある温泉施設をコンバージョンし、霞ケ浦を一周するサイクリングロードの中継宿泊施設として再生させる。
学生による作品紹介
担当教員講評
元々あった温浴施設や多目的室などの建物を、新たに設けた逆円錐状のガラス空間がつなぎ、光あふれるインテリアスケープを創り出している。霞ヶ浦の水質浄化への関心を喚起するビオトープ、帆引き船の帆の再利用による日除け、湖を周遊するサイクリングロードから自転車で乗り入れる宿泊室など、場所との結びつきを深める細やかで楽しいデザインが全体に散りばめられている。これからの時代にますます求められるリノベーションのヒントとなる提案である。
(評/佐藤 勉)