鎌倉文学散歩

5月24日土曜日に、「古典文学演習」の一環として古都鎌倉を散策しました。鎌倉は観光地として有名ですが、日本文学にもたいへん縁の深い土地です。

  • 鶴岡八幡宮の境内にて
    鶴岡八幡宮の境内にて

午前10時に北鎌倉駅に集合し、まずは、駅のすぐそばの円覚寺を拝観しました。円覚寺は夏目漱石の小説『門』に登場するお寺のモデルです。漱石自身も幾度か参禅経験があるそうです。続いて、建長寺、鶴岡八幡宮へと歩を運びました。建長寺は鎌倉五山の由緒あるお寺です(書道部の高校生を描いた漫画『とめはね!』にもよく出てきます)。鶴岡八幡宮は、鎌倉三代将軍源実朝が落命した地でもあります。『金槐和歌集』の名歌とともに古をしのびました。小町通で昼食を済ませ、午後は江ノ島電鉄に乗って、長谷寺、高徳院へ。鎌倉大仏を拝観して、再び鎌倉駅に戻り解散しました。

鎌倉や御仏なれど釈迦牟尼は美男におはす夏木立かな 与謝野晶子

当日はお天気に恵まれたおかげで観光客が大変な数で驚きましたが、無事予定のコースをめぐり、充実した学外見学ができました。

(三田 誠司)

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