国際文化学科2年基礎ゼミIII タイ研修生との交流会
2017/08/24
去る5月25日、駒沢女子大学を短期研修で訪れていたタイのアユタヤ・ラパチャット大学の学生4人と国際文化学科の2年生が基礎ゼミの時間に交流の機会をもちました。各ゼミを代表する実行委員はタイの研修生や先生に喜んでいただけるよう工夫をこらして準備をし、当日を迎えました。
まず、タイの4人がThai Style Houseというタイトルで、タイの伝統的な家を紹介しました。都会ではほとんど見られなくなっているそうですが、タイの気候風土にあった家であることなどを流暢な日本語で説明してくれました。
次に4人はタイの伝統的な踊りを披露し、日本人学生を魅了しました。
さらに、質問コーナーでは次々と手が挙がり、「日本語を何年勉強しましたか? 」「日本の印象は? 」「好きな日本の食べ物は?」などの質疑応答で盛り上がりました。
実行委員の2年生たちは日本を知ってもらうために、3つのプレゼンテーションを準備しました。最初はベトナムからの留学生が「私の大好きな日本」というタイトルで、日本に来て感激した接客サービスの素晴らしさについて発表しました。
続く2つのプレゼンテーションでは、日本生まれの暑さ対策グッズ、学生に人気のお菓子トツプ3が紹介され、実際にタイの学生に濡れ団扇やワサビ味のお菓子などを体験してもらいました。
最後に一人ずつに日本のお土産が手渡され、記念撮影をしてお開きとなりました。短い時間でしたが、お互いに心が通い合う忘れられない体験となりました。
以下は、実行委員を務めた学生の感想です。
- お土産係を担当しました。1ヶ月半という短い期間でしたが、何を喜んでもらえるか、日本にしかないものは何かなど話し合い、先生や他の係からもアイディアをもらい、最高のおもてなしができたと思います。タイ伝統の踊りを見ることもでき、貴重な体験となりました。今までタイのことは何も知りませんでしたが、今回の交流会でもっと知りたいと思いました。
F.A. - 相手国のことをよく調べ、研究する必要があると強く思わされました。苦戦したのは、タイの研修生たちに日本の良さを伝える前に、「タイは日本の何を必要としているのかを知る」という点です。単に自国の情報を伝えても、相手が必要としていない情報では意味がありません。そのため、相手のニーズを調査・研究することの重要さを知ることができました。また、交流会に限らず、相手に興味を持つ心も必要だということが分かりました。
S.A. - 私たちは日本紹介のコーナーで、ベトナムの留学生が日本に来て驚いたこと、便利グッズ、学生が好きなお菓子の紹介をしました。日本を紹介するのに私たちは何から紹介したらいいのか、何を知りたいのかが分からなかったので内容を決めるのにとても時間がかかりました。この交流会を通して、普段は当たり前に見えるものを、もし私が日本に住んでいなかったらどのように見えるのかということを意識するようになりました。この交流会で、日常生活を客観的にみる習慣がつき、次に国際交流する際にとても役に立つと思いました。
C.M. - 今回の交流会を通して、自分達で物事を企画して実行して行くことを学ぶことができました。短い準備期間ではありましたが、委員各々がしっかり役割を果たし、素晴らしい形で交流会を終えることができたと感じています。また、この交流会は、自国の文化について改めて考えたり、他国の文化に興味を持ったりする良い機会にもなりました。このことをきっかけに、今まで以上に国際交流を深めて行ければと思います。
O.M. - プレゼンテーションを担当しました。作成にあたり、タイのことを事前に調べてプレゼンチームで話し合い、テーマを決めました。決めるまでには時間がかかり、大変でした。スライドを見せながらの発表だけでなく、実際に試食していただくことで交流の機会になるように心がけました。
タイの方の建造物についての発表は、日本と異なっていて比較するのもおもしろいと感じました。何よりも日本語で話されていることにとても感動しました。外国の方との交流はなかなかチャンスがありませんが、実行委員という形で関わることができ、貴重な経験になりました。
H.T. - 日本語学校卒業後に駒沢女子大学に入りました。勉強の時間はもっと忙しくなり、国際交流会に参加するのはなかなかできませんでした。しかし、今回私が所属している学科で、タイの学生との交流会をすることになり、参加することにしました。一ヶ月前からドキドキの気持ちで、迎える側としてみんなで様々な準備をし、ちょっと大変でした。
当日に、タイの学生たちは国の伝統的な家の建築を紹介したり、踊ったりしてくれ、楽しく見せてもらい、感動しました。 発表の時も、母国語ではないのに原稿を見ずプレゼンをしていたので、タイの学生たちはすごいなと感じました。 この交流会をきっかけにタイの伝統的な家について、興味を持ちました。これから、私はタイのことについてもっと知りたいと思います。
L.T.D.