「ボランティア実習」参加報告
2017/03/21
国際文化学科4年 武田瑞穂
国際文化学科3年 石井綾花
国際文化学科3年 長岡里枝
私たちは、国際文化学科の実習科目の1つである「ボランティア実習」に参加しました。「自発的行動」というボランティア精神に則り、今回は私たち自身で実習報告を行います。
1. グローバルフェスタでの情報収集
私たちは、2016年10月1日と2日にお台場で開催されたグローバルフェスタを訪問しました。100以上も参加しているNGO団体のいくつかから資料を頂いたり、ボランティア団体の方からお話を聞いたりしながら、1つ1つのブースをまわりました。
後日、各人が頂いてきた資料を基に、どのNGO団体に実習をお願いするか、授業で話し合いました。その結果、AAR Japan(難民を助ける会)という日本のNGOが行っている「お宝エイド」(いらなくなった本・貴金属・電化製品を集めてそれを売ったお金で寄付をする)に興味を持ち、まずこの活動に参加することにしました。
2. 準備開始
次に、私たちは、何をどのように進めていくべきかを話し合いで決めました。集めたお宝の売り上げをAARに募金するという活動だったので、駒女内にポスターを貼りだして広報活動から始めました。ポスターは、目につきやすく、AARのことも知ってもらえるように工夫して作りました。
また、ポスター作りの段階で、AARの講演会を知り、そのお手伝いをさせて頂けないかと申し出たところ、快諾してくださったので、ボランティアとして参加することになりました。
3. 「お宝エイド」
広報活動を行った結果、本と携帯電話という「お宝」が集まりました。みなさん、ご協力ありがとうございました!予想以上にたくさん集まり、その数はなんとダンボール約15箱分です。私たちが一冊ずつ送れる本、送れない本を選別し、私たち自身で梱包も行いました。結構な重労働で、運動不足のちょうどよい解消になりました。
4. 講演会でのボランティア実習
1月17日、AAR Japan主催で行われた講演会では、「ボランティア実習」の一環として会場設営やチャリティ・チョコレートの販売、受付などのお手伝いをさせていただきました。短い時間でしたが、NGO活動の一端を垣間見ることができ、良い経験となりました。
講演会のテーマは、「南スーダン難民支援報告会~ウガンダの受け入れのかたちと、難民の今~」でした。プレゼンターはAARで南スーダンの難民支援担当をしている平間亮太さんです。ウガンダへと逃れた南スーダン難民の現状や、現地でAARが行っている具体的な難民支援活動について話してくださいました。
実際に現地で活動している方のお話を聞く機会はなかなかないので、貴重な体験となりました。報告会の後半はグループワークと質疑応答が中心だったので、他の参加者の意見を聞いたり質問したりして、大変有意義な時間を過ごすことができました。
5.ボランティア実習に参加して
- 私たちが集めた本を売ってそれをお金にして寄付をすることで、人の命を救うことができるということは、新鮮な驚きでした。いらない本は捨てるか、あるいは売ってお金にして好きなことに使っていましたが、今回の実習を通して困っている人たちの為に役立てることができ、嬉しく思いました。これからもこのような活動に参加したいと思いました。(石井綾花)
- 現地で難民支援活動されている方の生の声を聞けたことは、大変貴重な経験となりました。話の中で印象に残ったのは、私たちの寄付がどのような所で役に立つかという部分です。今回、お話を聞いて自分のできることを考え直すきっかけにもなりました。また、自分が何気なく過ごしている時間の大切さを改めて感じることができました。(長岡里枝)
- 実際に難民支援活動をしている平間さんのお話を聞いて、支援を受ける側の人たちが本当に必要としているものを提供することが重要なのだと改めて思いました。また、物資などを提供することはもちろん、難民が将来自立して生活を送れるようにサポートすることも大事な支援活動の一環だということを知りました。(武田瑞穂)