2016年 国際関係コース合同見学会:JICA地球ひろばを訪ねて
2017/02/16
国際関係コースでは、国際情勢や日本の社会・政治についての理解を深めるとともに、社会人としての基礎知識を身につけるために、毎年四つのゼミが合同で課外学習を実施しています。今年は、JICAの地球ひろばを訪ねました。前半は、案内役の岡本美郷さんとともに、人間の安全保障展「世界の幸せと悲しみ」を見学し、途上国の抱える課題について考えました。後半は、岡本さんが青年海外協力隊(JOCV)として活躍されたカンボジアでの体験談を伺いました。
この訪問では、それぞれの学生が楽しみながらも、世界と真剣に向かい合い、大いに刺激を受けることができました。学生の感想を紹介します。
- 私たちが普段当たり前に使っている水を、開発途上国では何時間もかけて汲みに行くと知り、現地の生活の厳しさに驚きました。展示コーナーでは目で見るだけでなく、銃の重さから民族衣装まで実際に触れることができ、貴重な体験となりました。JICAの活動についても理解することができました。(R.Y.)
- 青年海外協力隊(JOCV)の体験談がとても興味深かったです。2年間は長いですが、短期であれば体験してみたいと思いました。日本は恵まれていると再確認し、少しのことで日々不満を言ってはいけないなと思いました。それと同時に、私たちにできることは何だろうと考えるきっかけになりました。(M.M.)
- JOCVや貧困について興味があったのでとても良い機会になりました。実際にJOCVに参加した方のお話を聞いて、開発途上国と日本の違いにとても驚きました。JOCVの職種も多くあり、自分自身がやる気になれば参加できるのだなと思いました。(K.N.)
- 衣食住が不自由だと感じながら生活をしたことは今までありませんでした。しかし、それが当たり前と思っていたので、不自由・自由と考えたことすらありませんでした。今回の展示ブースでお話を聞いたり展示物に触れたりすることで、自分の恵まれた生活環境に気づくことができました。子供兵のことや母子手帳、書くこと・読むことができない人々のことなどを知り、“普通”の生活を送れていることに感謝しなければいけないと思いました。(S.K.)
- 日本にいると世界に無関心になりがちですが、JICAは世界と向き合い、現状を知り、自分がどう動くべきか考えなければいけない場だと感じました。体験を通じて、世界の人々がどのような生活をしているのか知ることができ、新鮮な刺激を受けました。(M.T.)