基礎ゼミII 茶道実習
2017/01/06
国際文化学科の基礎ゼミでは、日本の文化に触れるために、毎年1年次の後期に茶道実習を行っています。今年度も10月から11月にかけて、講師の吉田陽子先生をお迎えしてお作法と茶道の手ほどきをして頂きました。
実習は正しい姿勢でご挨拶をすることから始まります。背筋を伸ばして立つことの大切さをまず教えて頂き、身も心も引き締まりました。
次にお茶室へ移動し、正客役の学生がお作法を教えていただきながら、先生の点ててくださったお茶をいただきます。次客以下の学生たちも真剣に同じ動作を真似てみます。
お座敷へ戻り、今度は自分たちでお茶を点てる番です。自分が点てたお茶は向かい側の人に飲んでもらいます。お湯を入れすぎたり、泡がうまく立たなかったり、と小さな失敗もありましたが、楽しくお茶をいただくことができました。
最後に襖の開け閉めを教えていただき、茶道実習は無事終了しました。正座で足がしびれたり、お茶の苦さに戸惑ったりもしましたが、一期一会を大事にする日本の心を味わうことのできたひとときでした。
吉田先生へ感謝の気持ちを込めて、翌週の授業でお礼状を書きました。その一部をご紹介いたします。
- この度は、茶道のご指導ありがとうございました。日本の「心」を学ぶ良い機会でした。普段、姿勢や所作に気をつけることがなかったので、とても恥ずかしく思うと同時に、良い姿勢は気持ちの引き締めにも効果的で、これから実践していきたいと思います。また、お菓子や茶器に銘をつけることは、四季を楽しもうという日本人ならではの心情が感じられ、より深く茶道の世界を味わうことができました。 (K. S.)
- 先日は茶道実習でお世話になりました。面白く楽しく茶道を学ぶことができました。茶室での先生の物の扱い方がとても丁寧であったのが印象的でした。そこから、物を丁寧に扱うと、動作がきれいに見えると気づくことができました。また、お茶菓子やお抹茶の色がとてもきれいで、眼でも楽しむことができました。他にもたくさんのことを学ぶことができて嬉しく思いました。ありがとうございました。 (A. K.)
- 先日はお作法を丁寧に教えていただき、ありがとうございました。礼の仕方や、和室(茶室)に入るときの注意点、もちろんお茶をいただくときのマナーなど、知っていなければいけない常識的なことを改めて深く学ぶことができ、逆に私が知っていたものは間違いであったと気づけてよかったです。先生に猫背と指摘されたので、これからは気をつけていきたいと思います。お茶を点てるのは難しかったですが、とても良い経験になりました。 (K. H.)
- 茶道実習の授業は本当に楽しかったです。私はベトナムの留学生なので、日本の文化、特に茶道の文化にはとても興味があり、いろいろなことが勉強できました。ベトナムにいたとき、映画で見て日本の茶道を一度はやってみたいと思っていました。先週実際に練習することができて、感謝しています。日本の文化について、知識が増えました。 (G. L.)