観光に生かせる英語を身につけよう―5/29オープンキャンパス案内
2022/05/16
観光文化学類では、インタビュー形式で専任教員による担当科目の紹介をしています。次回オープンキャンパスでの体験授業の案内もありますので、ぜひご覧ください。第2回は杉野知恵先生による「観光の英語」です。
質問1:先生の自己紹介をお願いします。
観光文化学類では「観光の英語」や「海外インターンシップ実習」などを、また教養科目では「グローバル共生論」を担当しています。国際理解教育や異文化間教育が専門で、学生の皆さんがいま世界で起きていることに目を向けたり、自分と異なる背景を持つ人たちとの交流を楽しんだりできるような授業方法を考えています。
質問2:紹介する科目の目的と特長を教えてください。
「観光の英語」は、学生の海外旅行や外国のお客様とのやり取りといった観光の場面で使う英語の運用能力を高めることを目的としています。そのため、飛行機の搭乗券やホテルの予約表、車内アナウンスなど、観光の場面で実際に目にし、耳にする英語を教材にしています。
質問3:授業ではどんな工夫をしていますか。
私自身が海外で仕事をした経験から、英語を難しく考えるのではなく、シンプルに分かりやすく「伝える」ことを意識しています。「英語は苦手だけど好き」という学生が多いので、ロールプレイなどでコミュニケーションの楽しさを実感し、英語を使うことに対する自信を持ってもらいたいと思っています。
質問4:履修した学生の声を教えてください。
外国人観光客に対するインタビューのロールプレイを行ったときの感想をいくつか紹介します。事前に外国人観光客のキャラクターを設定して、訪日の目的やこれからの予定、自分の国のことなどを話せるように準備をしてから、観光客になりきってクラスメートのインタビューに答えてもらいました。
- 授業でインタビューした人の中には、ジェスチャーを使って相手に物事を伝える努力をしていた。学校の中で仮のインタビューをしてみて、「こうやって質問すれば相手も楽しいだろう」という想像ができた。
- 英語がとても苦手なので最初のうちは恥ずかしかったし、声をかけづらかった。しかし、一生懸命伝えようとするとつたない英語でも相手も聞き取ろうとしてくれたためうれしかった。正しい英語ではなかっただろうけど、単語やジェスチャーを使うだけでも意外と伝わるものなんだと体感できた。
- 文法が合ってなくても、英語を使って会話をすれば、相手に伝わるということが分かった。難しい単語や文章を考えて伝えるよりも簡単でシンプルな英語の方が相手も分かってもらえるような気がした。このようなロールプレイングをすることで、また違った英語学習ができ、新鮮であった。
質問5:最後にオープンキャンパスの予定を教えてください。
5/29(日)のオープンキャンパスでは、「観光の英語」の体験授業として、電車の車内放送を取り上げ、乗り物で耳にする英語と乗車中に実践できる英語学習法を紹介します。電車で来場される方は、車内放送に耳を傾け英語を聞き取ってみてくださいね!