ゼミの授業で日経電子版の活用をはじめました
2022/12/26
観光文化学類の各ゼミでは、演習形式で実践的に学んでいます。この秋から観光文化ゼミの3年生が取り組んでいる、「日本経済新聞 電子版」(以下日経電子版)を活用した授業の様子をご紹介します。
この秋から観光文化学類の3年生は、日経電子版を購読しています。日経電子版では日経新聞の朝刊・夕刊の掲載記事に加え、電子版オリジナル記事が幅広く提供されています。導入にあたっては日本経済新聞様のご協力をいただき、わかりやすいスタートアップガイド(マニュアル)を事前に配布することで円滑に購読ができました。
ゼミの授業では、各ゼミ担当の教員が工夫して日経電子版を活用しています。以下に本間ゼミでの具体的な取り組み事例を紹介します。
本間ゼミでは、毎週の課題として、学生自身が興味を持った観光・文化に関連する記事を選びます。記事の要約と各自のコメントをPowerPointにまとめ、ゼミの授業で発表することで情報共有しています。取り組み当初は不慣れだった発表も、徐々にですが慣れてきました。聞き手に回る学生も積極的に質問や感想を述べることができるようになってきました。学生が生き生きと取り組む様子に、教員も手ごたえを感じています。
学生のコメント
- 普通に生活しているだけでは、目にすることがないような世界中のニュースや自分の興味のあるニュースを分類ごとに詳しく見ることで、たくさんの知識を得ることができたのでよかったと思いました。
- 授業の課題がきっかけではありましたが、普段読まない新聞に触れる機会ができました。自分の知りたい分野の記事を簡単に検索して見つけることができるのは、紙媒体にはできない強みだと感じました。
- 1つの記事を読むと、おすすめの記事や関連記事が出て来るため、他にも気になって目当ての記事だけでなく派生して読んでしまうので、普段よりたくさんのニュースを知ることができる点が良かったです。日経電子版を始めるまでは、LINEニュースやYahooニュースなど短文の簡単な記事しか読んできませんでしたが、課題もあったので読んでみると、さまざまな国内から世界情勢など多岐にわたる記事があり、自分の知らない情報を知ることは面白いと感じました。
これまで新聞を読む習慣がなかった学生も、毎週の課題を通じて新聞を読むことが習慣化してきているようです。日本経済新聞社様から教員へ提供されるアクセス記録データからは、多くの学生が複数回アクセスしていることが分かります。
この取り組みでは日経電子版を授業に取り入れることで、まずは学生が新聞を読む習慣を身に付けることを目的としています。また日経電子版から得た知見を、4年次に執筆する卒業論文・ゼミ論の資料として活用すること。そしてこれから本格化する就職活動の情報収集にも活用してもらうことも意図しています。
観光文化学類では、将来の進路選択を見据えた実践的な学びに取り組んでいます。
観光文化学類 本間 准